海賊キッドの財宝伝説

大神島は、宮古島の北部、島尻漁港から約4kmにある 円錐形の小島です。神秘の島としても知られています。旧暦の9月から10月にかけて行われる「祖神祭(うやがんさい)」は島外の人々には観ることができません。祭について語ること自体もタブーとされています。ツカサという神事に携わる女性たちが何日も御嶽にこもり、豊穣を願って祈りを捧げるといわれています。島民であっても祭の期間中、行動は制限されているようです。集落以外の大部分は「聖域」とされていて、その「聖域」に足を踏み入れた人は後日、奇怪な死に方をするいうことです。 ディープな沖縄旅行にオススメの島ですが、くれぐれも聖域には立ち入らないでくださいね。
さて大神島には海賊キッドの財宝伝説が語り継がれています

 17世紀半ばの頃、大神島に、見たこともない大きな外国の船がやってきました。 その船を最初に見つけたのは、大神島に住む2人の兄弟でした。2人は恐ろしくなって洞窟の奥に隠れてしまいます。その大きな外国の船から外国の船員たち島に上がると、島の家々を襲い、食べ物や家畜を奪うと、島の人たちを殺してしまいました。船がいなくなると、兄弟が洞窟の外に出てきました。しかし、島人はみんな殺されてしまっていて、生き残ったのはこの兄弟2人でした。この2人の子孫が現在の島民の先祖になったということです。

 さて海賊 キッドとは本名はウィリアム・キッドといい、1696年から1699年に海賊行為を重ね、1701年絞首刑にされた実在の人物です。スコットランド生まれの元商人で、海賊を取り締まる役でしたが、そのうち自身が海賊となってしまいます。略奪した財宝のほとんどは無人島や人気のない海岸の洞窟に埋めたと言われています。キッドが財宝を隠したといわれている島は、大神島や宝島をはじめカリブ海、インド洋上の島、ベトナムの2つの島など世界中にあります。アメリカのガーディナーズ島やカナダのオーク島では、実際に宝探しを行って金貨などが発見されています。

  1966年に新聞で、財宝の隠し場所を大神島とした記事が掲載されたことから、多くの人が財宝を求めて大神島を訪れました。立入禁止の聖域を荒らすといった出来事が相次ぎました。関係者の間で原因不明の病気や事故などが連発したことから 、神聖な島を荒らした祟りを受けたと伝えられています。

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