「百合若大臣(ユリワカデーズ)」とっても眠るのが好きな武士のお話です。
むかし、都の百合若大臣は とても美しい奥さんと暮らしていました。大臣は武芸には優れていましたが、眠り始めると七日の間も眠り続けるという困ったくせがありました。家来の中には、美しい奥方を自分の妻にしたいと、百合若大臣の命を狙う者がいました。
ある船旅の途中、この家来は眠っている百合若大臣をいかだに乗せて海に流してしまいます。大臣が目を覚ますといかだは、宮古の水納島についていました。当時の水納島は無人島で誰も住んでいませんでした。百合若大臣は、携えていた六尺の刀が五寸の短さになるまで貝を掘って食べ、貝の殻にためた水を飲んで生き延びていました。
百合若大臣が毎日海を見て暮らしていると、大きな船が島の近くに見えました。 大臣は岩に上がって声をかぎりに叫びます。船員は大臣の姿に気づいて島に近寄ってきたました。しかし大臣の髭はボウボウで、着物は着物とは分からないほどボロボロでした。船員に化け物だと思われなかなか乗せてくれません。それでも百合若は「私は、人間です。どうか助けて下さい」と懸命に頼んだので、ようやく船に乗せてもらって都に帰ることができました。
やっとのことで、自分の住んでいた屋敷たどり着いた大臣。中に入ろうとすると門番は大臣の変わり果てた姿を見て中に入れてくれません。大臣はどうにかして屋敷の中に入に忍び込みました。屋敷の主人となっていたのは、自分を島に流したかつての家来でした。
百合若大臣は屋敷に保管してあった鎧を着て兜をかぶり、刀を持つと、「私のことを忘れたか」と家来に問いただしました。大臣は家来を倒すと、閉じこめられていた妻を助け出しました。再会した2人はその後幸せに暮らしました。
今も多良間島では朝寝坊の人をユリワカデーズといい、水納島にはこの伝説の鳥塚があります。
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